鉄道ワールドをつくってみよう③

ワールド作成

自分はうまくいきましたが、もっといい方法あるかも…。あくまで独自の方法です。

RBURというシステムを使用した鉄道ワールドです。

RBUR(RigidBodyUdonRailway)は曙松線建設事務所 frou01様が作成している製品です。

© 2025 frou01. Released under the MIT license.

前回の記事からの続きになりますので、最初に①~②の記事をご覧ください。

今進んでいるところ

・FBX Exporterの導入

・必要アセットのimport

・レールの下準備

今回進むところ

・線路の敷設

線路の設定

敷設の準備

前回に引き続きUnityが開いている状態から作業を始めます。

まず画面の左側(Hierarchy)の何もないところで右クリック

Create Emptyという項目があるので、そこをクリックして名前を付けてください。

この説明では、「railsystem」という名前にしています。

※名前は何でも大丈夫です。

「railsystem」を選択し、「Add Component」から「rail manager」を追加してください

また、「railsystem」を選択した状態で、画面右側(Inspector)の「Transform」の「Position」の「Y」の値を0.4に設定してください。

この値は線路によって異なるので、後々調整する必要があります。

次に、Hierarchyの「railsystem」を右クリックして、Create Emptyを押してください。

好きな名前を付けてください。この説明では「rail」という名前にしています。

「rail」を押し、「Add Component」から「Rail_Script」と「CinemachinePath」を追加してください。

※CinemachineSmoothPathというのもあります。後ほど解説します。

「rail」を選択した状態で、「Rail_Script」の「CinemachinePath」のところに「Rail]を割り当ててください。

「rail」をクリックしながら移動することで、直接割り当てることができます。

線路の敷設

線形をつくる

「rail」を選択した状態で、画面右側(Inspector)の「CinemachinePath」内にPathDetailsという項目があると思います。その欄の灰色の三角(▶)を押してください。

「0」、「1」という項目があります。この「0」が起点側になります。右下に「+」「-」という欄があります。この+を押すと、「2」「3」という風に数が増えていきます。

「Scene」上でも追加すると⓪、①、②・・・という風に増えていきます。それぞれの数字をクリックして、緑、赤、青の矢印の位置を動かすことで、それぞれの数字の位置を調整することができます。(Position)

また、数字の上の矢印と同時に、そのとなりにもうひとつ矢印が出ていると思います。これも調整することができます。(Tangent)

この⓪、①、②、③・・・はよく見ると薄い緑の線があり、線路のような線で結ばれています。

この線が不自然な形状にならないように、⓪、①、②、③・・・の位置を調整してください。

↓自然な状態

↓不自然な状態

今後、何度でも調整できるので、とりあえずまっすぐな感じになっていたら大丈夫です。

また、線路は繋ぐことができます。このオブジェクトひとつですべてを完結させる必要はないです。つなぎ方は後々説明します。

この「CinemachinePath」の「Position」「Tangent」設定が”線路”になります。

解説はそのまま進めますが、「CinemachinePath」の微調整によって線路の形状が決まるので、キレイで自然な線形を作るには、この設定をかなり調整する必要があります。

線路を敷設する

いよいよ線路の敷設になります。

「Hierarchy」の何もないところで右クリック、CreateEmptyを選択し、名前を付けてください。

この解説では、「rail husetu」とします。

「rail husetu」を選択し、「Add Component」から「Rail Model Tiler」を追加します。

※FBX Exporterの導入ができてないと表示されません。

「rail husetu」を選択し、「Inspector」の「Rail Model Tiler」内の「CinemachinePath」のところに「rail」を追加してください。

続いて、「Rail Model Tiler」内の「MeshrendererObjectPrefab」のところに、作成したレールを追加してください。(Prefab化したものです。)

同じ名前にしていたら画面下の「Projet」に「せんろ」というファイルがあるので、その中に「senro」という名前で保存していると思います。

次に「Rail Model Tiler」内の「Model Length」に「25」と入力します。これはその名前の通りモデルの長さになります。別のモデルを使用している方はそれにあった長さを入力して下さい。単位はメートルです。

次に「Rail Model Tiler」内の「is Zinverted」のチェックボックスにチェックを入れてください。

※Vetices Transform Steps欄(初期値20)の数値をあげることで、敷設速度が上がります。

ここでプロジェクトを保存してください。

うまくいかない場合があるので、保存しておくことを推奨します。

「Rail Model Tiler」内の「TilingRailAll」を押します。

保存先がでてきますが、そのまま変更せずに「フォルダーの選択」を押してください。

もう一度「TilingRailAll」を押してください

問題なければこれで線路が敷設されます

線路を引き直したい場合は、「rail」の階層にある「senro1」を選択し、「senro○○(一番大きい数字)」をShiftを押しながら選択すると、一気に「senro」が選択できるので、選択できたらdeleteしてください。

線路を引き直す場合は、既に引いてある線路を必ず削除してください。

線路が敷設できた方はお疲れさまでした!

次の章に移動してください。

うまく線路が敷設されない人

失敗要因

うまく線路ができなかった方は、何らかのミスが考えられます。

エラーメッセージのクリア、「TilingRailAll」を何度か押すなどしてみてください。

考えられる失敗要因を列挙します。

まずは、「Hierarchy」の「rail」を確認してみてください。

灰色の▽を押すと階層を見ることができます。

「rail」にsenroが存在している人

・異常な数が生成されている場合(無限生成)は、「rail」をいったん削除して、「rail」フォルダを作るところからやり直してみてください。

・無限に生成されていない人は、線路の位置がずれている可能性があります。どれでもいいので「senro」をダブルクリックしてください。生成されている位置に移動できます。

・空中や、地下に生成されている場合、「rail」の「Inspector」内にある「Transform」の「Position」の「Y」に数字が入力されている可能性があるので、「0」にしてください。

「rail」にsenroが存在していない場合

・別の場所に線路が無限生成されている可能性があります。「Hierarchy」の灰色の▽を押してみて、以上に生成されているオブジェクトがないか確認してください。

・以上に生成されているオブジェクトがある場合、そのオブジェクトごと削除して、このページの最初からやり直してください。

線路が立った状態で並んだ場合

「Scene」上に「senro」を適当においてみてください。もし、Rotationに「90」など数値が入っていた場合、モデルが90度横になった状態になっています。

この場合はBlenderで調整する必要があります。

最初からやり直したらうまくいく場合もありますが、どうにもならない場合の調整は状況によるので・・・解説はまた今度・・・・

それ以外の症状も状況によるので、最初からやり直してみてください。

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