自分はうまくいきましたが、もっといい方法あるかも…。あくまで独自の方法です。
RBURというシステムを使用した鉄道ワールドです。
RBUR(RigidBodyUdonRailway)は曙松線建設事務所 frou01様が作成している製品です。
© 2025 frou01. Released under the MIT license.
前回の記事からの続きになりますので、最初に①~③の記事をご覧ください。
今進んでいるところ
・FBX Exporterの導入
・必要アセットのimport
・レールの下準備
・線路の敷設
今回進むところ
・車両を配置する。
車両を配置する
インポート
前回に引き続きUnityを開いている前提で話を進めます。
購入した車両をUnityにインポートしていきましょう。
ダウンロード後、展開したファイルの中の拡張子が「Unity Package file」になっているファイルをダブルクリックしてimportを押します。
今回説明で使用するキハ20・キハ52の場合は車両のデータを先にインポートし、その後、「kiha20_RBUR_Controller」と書いてあるファイル内の拡張子が「Unity Package file」となっているファイルをimportします。
車両の配置
UnityのHierarchy上の何もないところで右クリック「Create Empty」を押します。
名前は何でもいいですが、この説明では「trains」とします。
「trains」を選択し、「inspector」のAdd Componentから「TrainManager」を選択します。
「trains」を選択し、「inspector」上の「TrainManager」内の「RailsManager」に「rail system」を持っていきます。

「Hierarchy」の「trains」ファイルの中にRBURの車両データ(どれでもいいから1両)を入れます。

なんか車両の周りが賑やかそうだったらRBURに対応している車両を入れることができています。
賑やかではない場合はFBXファイルなどを入れている可能性があります。一度「Hierarchy」の「trains」内にある車両を削除して、「Project」からRBUR対応の車両を探してください。拡張子がprefabになっているものが正解です。
車両がScene上に配置出来たら、車輪の位置が線路の上にくるように調整してください。
車両の設定
調整が終わったら「Hierarchy」の「trains」→「kiha20」内の「train」を選択します。

こんな感じの設定画面が出てきます。
「inspector」内をよく探すと、Bogie Rail_FとBogie Rail_Bという項目があると思います。
ここには今車両を設置している線路を指定する必要があります。
「Hierarchy」の「railsystem」ファイル内に「rail」があると思います。
この「rail」をBogie Rail_FとBogie Rail_Bにドラッグ&ドロップしてください。
車両を動かす
とりあえず動かす
車両の詳細な設定やコライダー(衝突)の設定が終わっていませんが、この状態でも車両を動かすことができます。
Unity上で動作を確認してみましょう。
もしワールドの床面(Udonって書いていあるやつ)が狭い場合は、床面をクリックして、「inspector」の「Scale」からサイズを拡大してください。
床面を広げたら、Unityの画面中央上部の再生ボタンを押してください。
・「Esc」を押すことで身長を変えることができます。
・車輪が線路と接していることを確認してください。
・このモードでも車両を動かすことができます。
・キハ20・キハ52では最初アニメーションがうまく動かない場合があるので、後ほど調整を行います。
車両を動かすことができた!
とりあえず車両を動かすことができました!
動かせない方はどこかしらの設定を間違えているので、もう一度最初から確認してみてください。
コライダーを設定する
Sampleの作業
ちょっと力業になります。ほかにいい方法があるかもしれません!
まずUnityのデータを保存してください。
Project内の車両の製作者様のファイルの中に○○○○sample.unityというファイルが入っていると思います。
それをダブルクリックしてください。
するとScene上に車両と線路が敷いてあるSampleが表示されると思います。
「Hierarchy」を見ると「MovableSeatPrefab」と書いてあるファイルがあると思います。
この「MovableSeatPrefab」を引っこ抜いて持っていきます。
MovableSeatPrefabを持っていく
「Project」→「Assets」内に適当にフォルダを作ってください。名前は何でもいいです。
※ファイル作らなくてもいいですが、作っておくと整理しやすいです。
作ったファイルを開き、「Hierarchy」の「MovableSeatPrefab」を作ったフォルダにドラッグ&ドロップしてください。

メッセージが表示されたら「Original Prefab」を選択したら大丈夫だと思います。
次にProjectの中からScenesというファイルを探してください。
選択するとVRCDefaultWorldSceneというファイルがあるので、ダブルクリックしてください。
保存するかどうかのメッセージが出ますが、どちらでもいいです。

すると、元々のSceneに戻ることができます。
MovableSeatPrefabを設定する
ファイルに保存した「MovableSeatPrefab」を「Hierarchy」の何もないところにドラッグ&ドロップします。
「MovableSeatPrefab」を選択し、「inspector」を確認してください。Positionに何かしら数値が入っていたら「0」にしておきましょう。
「MovableSeatPrefab」の小さい▽を押すと「SeatMNG」という項目があります。
「SeatMNG」を選択後「inspector」内を見ると、「vehicleIside Seat MNG」という項目があり、「Preset in Vehicle Collider」と「Preset Catch Colliders」というのがあると思います。両方とも小さい▷を押してください。
「Preset in Vehicle Collider」にはすでに割り当てられていると思います。「Preset Catch Colliders」は「Trains」→「kiha20」→「train」→「CatchCollider」をドラッグ&ドロップで割り当てます。

これでコライダーが割り当てられました。
キハ20では追加でコライダーの作業があります。キハ20だけの設定のため割愛します。
公式の説明書に記載があるので、確認してください。
車両が動きましたか?
うまくいったら
うまくいったらこのページの解説は終了になります。
次は線路の接続やポイントの設定を解説します。
お疲れさまでした!
うまくいかない場合
コライダーがうまくいかない場合は、「MovableSeatPrefab」内の「kiha20_vehicleColliderController」をいったん削除してください。
製作者様のファイルの中に同じ名前のファイルがあると思うので、「inspector」の同じところに配置してください。
「SeatMNG」を選択し「Preset in Vehicle Collider」にさっき入れ替えたファイルをドラッグ&ドロップしてください。
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